善称寺の本堂にて一日葬が営まれました。
ご遺族にとっては本当に突然の別れだったようで、
まだ信じられない、といった言葉が聞かれました。

葬儀式の中では、法話をさせていただくのですが、
このような状況で私にいったい何が言えるのか。
何も言えない気持ちになります。
せめてお釈迦さま、親鸞さまのお言葉を借りて口にだすことが精一杯でした。

僧侶として勤めていると、様々な死に出会うことになりますが、
「昨日まで元気だったのに」など突然の死に直面することもしばしばです。
私と同じ年代の方を見送る場合などは、本当に他人事とは思えません。
いつ終えるかもしれない命を抱えて生きている私であります。

今回のご遺族は、まだ納骨のことなど何も決まっておりませんが、
落ち着けば相談してくださることでしょう。
まずは少し休んで、体調を整えることが先決です。