おてら
おやつクラブ

善称寺では、
「おてらおやつクラブ」を支援しています。

おてらおやつクラブ
「おてらおやつクラブ」とは?

「おてらおやつクラブ」とは?

お寺にお供えされるお菓子や果物などの「おそなえもの」を、
仏さまからの「おさがり」として頂戴し、経済的に困難な状況
にあるご家庭へ、おやつとして「おすそわけ」する活動です。

おてらおやつクラブの
ホームページはこちら

ご法事などの際に、お供え物をしてくださるのは本当にありがたいことです。
ご自身で作られている農作物であったり、
お菓子やお茶や乾物であったりとさまざまですが、
四季折々のお品を選んでくださることも多く、
お供えしてくださる方の心配りに大変嬉しい気持ちになります。
仏さまにお供えした後、おさがりとしてありがたくいただいています。
善称寺はちいさな寺ではありますが、お盆やお彼岸など、
多くの方にご参拝いただく機会がございますと、
ひと時にたくさんのお供え物をいただくことがあります。
家族やスタッフ、近所の方などと分け合ってありがたくいただくのですが、
賞味期限内に食べきれないものもどうしても出てきてしまっていました。
そのことを、とても心苦しく思っていました。

できることを
できることから
できることからはじめよう

そんな時、「おてらおやつクラブ」の活動を知ったのです。
子どもの貧困問題に対してなにかできないか─と模索する
奈良県のあるお寺が始めた、
「お寺にお供えされるお菓子や果物などの“おそなえもの”を、
仏さまからの“おさがり”として頂戴し、
子どもをサポートする支援団体の協力のもと、
経済的に困難な状況にあるご家庭へ“おすそわけ”する」活動。
当寺としても、法事や葬儀以外にお寺が社会の役に立てることはないだろうか、
と模索していた時期でもあったので、活動趣旨に賛同し、
すぐに参加を決めました。2015年のことです。
はじめに事務局より支援先として紹介されたのは、大阪のあるご家庭でした。
約2ヶ月に一度、ちょっとしたお手紙を添えて、お菓子や果物をお送りしました。
お母さんからは、いつもお礼のお葉書が届き、
ある時は、お子さんが描いたかわいらしい絵と
「おかしありがとうございます」と上手な字で書かれたお手紙まで。
楽しみにしてくれているのだな、と伝わり、嬉しいことでした。
はじめは「喜んでいただけているだろうか…」と少なからず不安もあったのですが、
そういったやり取りを重ねていくうちそこに温かな“ご縁”がうまれていることを
実感せずにはいられませんでした。
経典や仏事から生まれたものではないですが、
これもまたひとつの、仏さまがお繋ぎくださったご縁なのだと思います。
支援先が変わることになり、最後となったお手紙にあった
「いつもやさしい気持ちとおさがりありがとうございました。
いつも心励まされていました。」
というお言葉は、私たちがこの活動を続けていく支えになっています。

メッセージを
送り続けるということ
ということ

「おてらおやつクラブ」の活動は、
単に食べ物をおすそわけして「空腹を満たして」というわけではありません。
誰に、どうやって助けを求めたらいいかわからず、
孤立して追い詰められていく方々に、かすかでも「繋がり」を感じていただくこと。
おすそわけをお届けすることで、
「あなたたちを気にかけていますよ」というメッセージになる。
「孤立への支援が本当の目的」と、事務局の方がおっしゃっていました。
「おてらおやつクラブ」の活動は日々の法務がある中でも
無理なく継続できています。
ご縁の皆さまにも、この活動に参加していることをだんだんと知っていただけて、
「おやつクラブに」といって、お菓子だけでなく、
食材や日用品をお寺まで届けてくださる方も増えました。
おかげさまで、子どもの生活支援をしている地元のNPO団体に、
毎月おすそわけをお届けできています。

支援を希望される方、また、参加をご希望の寺院・個人の方は、
ホームページをご覧になってみてください。

おてらおやつクラブの
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