夫のお墓に入りたくない/お葬式もたのめるの?

夫が亡くなって約20年が経ちました。
自宅近くの浄土宗のお寺に、夫のお墓がありますが、
生前は別居状態であったこともあり、墓参りをする気になれません。
しかし籍は抜かずに今の歳まできました。
最近は、私もいつ寿命が尽きてもおかしくないと考えています。
もしもの時は善称寺でお葬式、永代供養をお願いすることができるでしょうか。
今更、夫と同じ墓に入る気はありません。

お気持ちはよく分かります。
なんとかお力になれればと思います。

問題は、ご主人が納骨されているお墓とそのお寺でしょう。
多くの場合、夫婦は同じお墓に入ります。
・なぜ奥さまだけ別の墓に納骨するのか、
・その場合は誰がお墓の管理を引き継ぐのか
お寺に説明をし理解を得る必要があります。
気分的に大変ですが、子供たちの将来の負担を思うと大切なことです。

善称寺としては、「もしもの時」と言わず、
今、お墓に申し込んでおくことをお勧めしたいです。
仏教は生き方を説くものですから、
私たちにその機会を与えてくださったならば、
一生懸命頑張りたいのです。

本日は銘板塔の建設工事でした。
合葬墓に申し込む方の為に銘板(ネームプレート)の
設置場所を増設した形になります。
これで新たに500名のお名前が刻めるようになります。
これは石塔に設置されている免震対策のゲルマット。
中心の玉が揺れを逃す役割をします。



住職の日記一覧へ戻る