お仏壇の処分/遷仏(せんぶつ)

両親は、私たち夫婦の隣の家に暮らしていました。
すでに両親とも亡くなり、しばらく無人になっていたのですが、
いよいよ取り壊すことになりました。

両親の家には仏壇がありまして、
解体業者さんに
「お魂抜きは済ませておいてくださいね」
と言われています。

と、ご相談がありました。
お仏壇の処分は二つの方法があります。

一つは、お家に伺ってお仏壇の前で読経をさせていただいて、
その際に御本尊(仏さま)を寺に持ち帰る方法。
もう一つは、御本尊を寺に持ってきていただいて、
寺で読経をさせていただく方法です。
※寺で読経をする場合は、後日他のお家の御本尊と合わせてお勤めされます。

できれば、次の世代に引き継いで欲しいお仏壇ですが、
自分たちの住まいには大きすぎる
引き継いだら大変そう
などの理由でなかなか難しいようです。

それでも、かたちを変えて、
いまの時代に合ったかたちのお仏壇もありますので、
ご興味あればお尋ねくださいね。

手にしているのは「携行本尊」というものです。
文字通り持ち歩くことができる仏さまです。

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