人生の旅立ち応援講座

11月27日と、11月30日に、
和歌山高齢者生活共同組合主催の講座
「人生の旅立ち応援講座」に
講師として参加いたしました。

プログラムは、
①お葬式について
②お墓について
③旅立つ前に必要なこと
の順に進行され、私は②お墓について、
の担当でした。

善称寺には年間150件ほどの「お墓の相談」があります。
きちんとカレンダーアプリに記録されている件数だけで150件程度ですが、
実際には突然相談に来られる場合が多く、正確な数は分かりません。

いずれにしても「相談」するからには、困っているわけで。
お墓は「困った存在」なのです。
そして、多くの相談に共通しているのが
「子どもに負担をかけたくない」ということ。

同じような相談を年中お聞きしていると、
さすがに鈍感な私でも、現代におけるお墓事情がわかってきます。
講座ではそんなお話をさせていただきました。

僧侶の本来の仕事は「み教えのお取り継ぎ」と言って、
仏さまのお話をすることです。
さっきのプログラムで言うと、
③旅立つ前に必要なこと
に割り当ててもらえると本領を発揮します。
お墓のプロではないんですよ私たちは。

でも、最前線は想像以上に過酷です。
「仏さま?そんなことより、いくらか教えて」
このような時代に僧侶がいるということを、
受け止めつつ働いています。

会場は和歌山市の中央コミュニティーセンター

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