直葬、炉前読経、法名授与
リスタート株式会社さん施行のお見送りで
火葬場で炉前読経をさせていただきました。
通夜、葬儀を行わず、
ご家族だけで静かに見送りたいということでしたが、
このご縁に故人に法名を授けて欲しいとの希望がありました。
リスタートの担当者さんが
故人の人柄や晩年のエピソードを私に伝えてくれたのは、
そういったことを法名に反映して欲しいとの気持ちだったのだと思います。
法名は経典から文字をいただく決まりになっています。
経典の言葉に良し悪しはなく真実であり、私たちはどの文字もただ頂くばかりだと思います。
よって故人の人柄などを反映する目的はなく、
むしろそういった性質のものではないと思います。
しかし、人柄や故人のエピソードを聞いた者としては、
無意識のうちにも、経典のなかに関係性のある言葉、
文字を探してしまうのが人情ではないでしょうか。
今回も、私なりに法名を考えて、ご家族にその説明をいたしました。
私の説明を聞きながら涙を浮かべるご家族の姿に、ハッとさせられる何かがあります。
ご遺族、葬儀社、僧侶と、立場は違いますが、
同じ時間を共有している者として、
悲しみ傷ついている方への思いやりを大切にしなければならいことを
あらためて実感しました。
