遺族の心情に寄り添ったお葬式とは
リスタートという和歌山市の葬儀社があります。
霊柩車の運転以外は基本的に女性2人で運営されており、つねにご遺族の心情に寄り添った姿勢にわたしも背筋が伸びるような思いでお付き合いをさせていただいております。
代表の上村さんは、葬儀を通じて僧侶の振る舞いに接する中で、「それで本当に良いのか?」「この儀式に何の意味があるの?」と思ってしまうことが多々あるそうです。
その影響でリスタートでは、特にお寺と縁がないご遺族には「無宗教」という形で葬儀を提案することが増えているのだそうです。しかし同時に、これでいいのかな?ご遺族にとって良いお葬式になっているのかな?と不安がにじむ今日この頃。
このたび、そんなリスタートの上村さんから、以下のような率直な質問をいただきましたので書いてみます。
①浄土真宗のお葬式とは?
(わたしたちが知っておかなければいけないことやご家族に伝えた方が良いことなども)
②逝去後から葬儀後までの本来の流れ
③通夜式、葬儀式の内容
(作法やお経で大切なこと、浄土真宗の葬儀ではなにを大切にしているか)
④浄土真宗においての焼香の意味や考え方などあれば(1回、おしいただかない理由など)
⑤なぜ法名というのか、つけ方に決まりはあるのか(釈〇〇の釈はなぜかなど)
⑥逝去後のご安置の方法、葬儀後のあと飾りの方法(枕飾りやあと飾りなどの決まり)
⑦浄土真宗は亡くなるとすぐに成仏するという考えだと認識しているけど、満中陰までの間に七日ごとの法要は何のために行うのか
⑧納棺尊号の考え方
(ある人とない人の違いはあるのか)
⑨浄土真宗において、必ずしなければいけないことや作法など
⑩宗教者として現代の葬儀について思うことや、これからの葬儀や供養においての予想
どの質問も大切だと思いました。中でも①の質問は、お寺も葬儀社もご遺族も、関わるすべての人が共有しておくべき質問だと思いますし、その他の質問の解決にもつながるしょう。
わたしも自身がありませんので、改めて浄土真宗のお葬式の意味を調べ直して、誠実にお答えできる準備をしたいと思います。その際には本願寺出版社から発刊されている「浄土真宗本願寺派 葬儀のてびき」「浄土真宗本願寺派 葬儀規範」などをベースにしたいと思います。2019年の浄土真宗の「宗報」には「僧侶は一緒に読経することが望ましいと考え、布教・伝道などを重視する一方、参列者は故人への供養の思いが強いとされる。」とありましたが、このような僧侶と参列者の意識の差を少しでも埋める、または接点を見つける努力が必要かと思います。
質問と答えを何らかの形で発信する予定です。YouTubeなのかSNSなのか、それとも複合的になのか未定ですが、その先には善称寺のお葬式に対する態度を改めて、実際のお葬式が変わる未来があるのかもしれないと想像(期待)しています。このご縁は、今までになかったお葬式の形態が生まれる可能性がありますね。
リスタート株式会社https://tsukihiomoi-rs.com
