故人は家に帰りたがっていたから/納骨
生前の入院生活で、
あいつはよく「家に帰りたい」と言っていました。
でも、結局家に帰ることはできず、病院で息を引き取りました。
葬儀のあと、すぐに納骨することもできたのですが、
せめて一年ぐらいは家に置いてやろうと思い、
今日の納骨にいたりました。
家に帰りたいと、そう言っていたのですね。
ご家族としてもぜひそうしてあげたかったことでしょう。
様々な理由でなかなかお骨を納骨できないことはあります。
私の父はよく「気が済むまで置いといたらええ」と言っていました。
賛否あると思いますが、私も同じように思っています。
今日は納骨の日。
ご家族なりに区切りをつけて、前に進もうとしているように見えます。
故人さまと一緒に。