遠方のお墓から改葬/水子さんも納骨できますか

死産された息子さまの納骨でした。

箕島にあるお墓に納骨したのは何十年も前のことです。
その後、ご主人とは離婚しましたが、お墓まいりは続けてきました。
しかし最近は足腰が弱り、お墓も山の上にあるため
いつまでお参りができるか不安だったそうです。

申込用紙に記入をして、納骨が済んだとき、
「やれやれ、本当にやれやれです。これで安心しましたよ」
と安堵の表情をされていました。
「ここならいつものバイクで気軽に立ち寄れます」

お墓に納めたお骨は土に還っていたので、
今回はお墓の土を少し納めました。
お名前も、ご命日も分からないお骨です。
しかし一度は確かに命としてお腹に存在した方です。
その意味で浄土真宗では、同じく法事を勤め、偲んでおります。

納骨の際には、お一人ずつ布袋に納めています。
袋はお寺で作っています。
一つずつ心を込めて

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