身寄りのない故人の永代供養を考えている/和歌山市

善称寺のお墓に申し込まれた方のご紹介で
来てくださった方でした。

自分は故人の姪(めい)にあたる。
故人には身寄りがなく、自分が喪主を務めて葬儀を出した。
あれから数年が経つが、故人のお骨は自宅で保管しており、
いつかはどこかに納骨をせねばと考えている。
そこで友人が善称寺で永代供養をしていると聞いたので、
今回見学に来た。

身寄りがないと言っても、
相談には故人の妹にあたる人も来られていました。
二人とも故人のことを大切に思っている様子。
パンフレットをめくりながらお墓の説明をし、
実際の納骨場所を見ていただきました。
「ここなら安心やと思うわ」
最終的にはそう言っていただき、
近々納骨することになりました。

安心とは、お墓の場合どういう状況で生まれるのでしょうか。
いつも清潔、いつも人気(ひとけ)が感じられる、手向けられた花、など。
これらは善称寺が心がけていることで大切にしていますが、
しかしお寺でなくともできることでもあります。

お寺の境内にあるからこその安心感もあるはず。
住職との信頼関係も含めて色々と考えさせられる日々。

善称寺の合同墓は年間を通して供花が絶えることがありません。

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