和歌山市斎場/点火スイッチ

先日、葬儀をお勤めした故人の納骨がありました。
善称寺からは遠い墓地で、車で40分程度かけて行って参りました。
最近はコロナウイルス 関連の情報ばかりがとびかい、
私の心身は少々疲れ気味でしたが、
久しぶりにのどかな田舎道をドライブしたことで癒されました。

午後からは出棺がありました。
すでに永代墓にお申込をいただいており、
生前に墓石を作っている方が亡くなられたのです。
出棺読経・炉前読経をお勤めいたしました。

火葬場で、喪主さまが点火スイッチをなかなか押すことができませんでした。
和歌山市斎場でいつも思うのですが、火葬の際に遺族が点火スイッチを押すのは辛いものです。
大阪で火葬を経験した時は、炉の扉が自動で閉まるのを見送るだけで職員もご遺族も点火スイッチを押す必要はありませんでした。
遺族が点火スイッチを押すという行為、必要なのでしょうか。

スイッチを押すことで人の気持ちが良い方へと動くきっかけになるのならいいのですが、ただ心の負担が増えるだけなら、何とかシステムで解決して欲しいと思います。

いつもお花を配達してもらっているお花屋さん。
今回は百合の花がサービスでついてました。
嬉しいです〜。


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