市斎場にて炉前読経

和歌山市斎場にて炉前読経でした。
和歌山市で介護サービスをされている方からのご依頼で、
「身寄りがなくお墓などどうすれば良いか困っている」
という事で色々と相談もありました。
故人の自宅にはお仏壇があるので、
そちらもこれから処分していくことになるそうです。

ご遺族がいないお見送り。
合掌をしつつ、炉の中に入っていく棺を見送っていると、
色々と考えさせられます。
私自身がそのような状況になるとしたら、具体的にどんな状況なのか。
考えてみると誰にでもその可能性は十分にあります。
「子供がいるから」と言っても、
将来はどうなっているか皆目見当もつきません。

夕方に故人のお骨をお預かりしました。
成年後見人の方がお骨拾いをしたそうです。
後日、合葬墓に納骨をすることになりました。

誰も付きそうことのできない火葬炉ですが、
阿弥陀さまだけは付き添ってくださいます。
どのような人生を送った人も必ず救ってくださる仏様です。


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