先代住職の時は良かった/和歌山市

今年は母の十三回忌にあたる。
でも今のお寺の住職さんにお勤めしてもらうのは気が進まない。
家族や親戚も同じように感じている。
先代住職の時はそうは思わなかった。
今の住職に代わってから、法事の連絡をくれなくなった。
法事を依頼しても他の寺を紹介された。
お墓はその寺にある。

このような相談です。
住職の代変わりが問題のきっかけになることは、
相談の中でも多いです。
「法事の時間に二時間も遅刻してきた」
「法事にクロックスのサンダルを履いて来た」
「茶髪だ」
「毎日のようにパチンコ店で見かける」
などなど、様々な不満を聞きます。

私も法事に遅刻してしまった経験があり、
僧侶として人を傷つけてしまったと思う過去が思い当たります。
このような問題は、僧侶一人一人が心がけねば解決しようがありません。
様々な相談悩みを聞きながら、私自身が気を引き締めたりしております。

墓地のあちこちにスミレを植えています。
少しでも緑を増やし和んでいただけたら、
そう思って植え始めました。
ところが毎年スミレにこの毛虫がつきます。
ツマグロヒョモンという蝶の幼虫で、
主にスミレを食べて成長します。
せっかく植えたスミレがどんどん食べられてしまうので
毎年駆除に苦労させられます。

成虫はこんな感じ。
美しい蝶なんです。

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