京都から法衣（ほうえ）のクリーニング屋さんが来てくれました。
季節の変わり目には毎回来てくれて、
法衣や袈裟（けさ）の洗いや修繕をお願いすることができます。

そのクリーニング屋さんは「山口西光堂」と言うのですが、
最初の出会いはヒラノさんという男性社員の飛び込み営業でした。

ヒラノさんはとても面白い人で、いつも色んな話をしてくれました。
そんな中で法衣の扱いや保管の仕方などを学んだように思います。

彼は横笛が趣味で、よく吹いて聞かせてくれました。
うちの子が生まれた時には涙を流して喜び、
自作の詩を贈ってくれました。

そのうちに定年退職され、仕事を離れたあとも、
和歌山で地震があった時などに「大丈夫ですか!？」と電話をくれます。

ヒラノさんがいなくなって、担当者が何人か変わりましたが、今でも山口西光堂さんにお世話になっています。