住職の日記

離壇をストップ?(和歌山市の永代供養)

寺より寄付の請求があったタイミングで、
お墓の引っ越しを考える方が多いですが、Iさんもそんなお一人でした。

「支払いがきつくて。しかも振り込み用紙に『強制』って印が押してあるんです。」

寄付は寺院だけでなく、世間一般のボランティア団体や慈善事業の組織などにも行われますが、
あくまでも寄付する側の善意であって強制されることはありえませんよね。
ですから「強制」と印が押してあっても、重い負担を背負ってまでする必要はありません。
※私としてはそのような印を押す寺はおかしいと思います。
「ありのままに苦しい事情を伝えればご住職もわかってくれますよ。」
Iさんにはそう伝えたのですが、よくよく聞いてみると
寄付のこと以外にも普段から寺に対して腑に落ちない点が多々あるようで、
今回のことでいよいよ決断したようでした。

墓地を引っ越すことは、ある程度の手間がかかりますが、
決められた手順をふめば必ずできます。
Iさんにはお墓の引っ越し(改葬)の手順をお伝えし、
まずはご住職にその旨をお伝えすることをすすめました。

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数日後、Iさんからお電話があり、驚くべきことを伝えられました。
Iさんがご住職に墓を引っ越したいと伝えたら、
「最近そのような話があまりにも多いので、離壇を一時ストップしている」
と言われたそうです。
もしどうしてもということなら「離壇料を納めてください」といい、
これまた大きな額を言い渡されたそうなのです。

これでは寺のやりたい放題だと思ってしまいます。
離壇(檀家を離れる)することをストップする権利は、
もちろん寺にはありません。
離壇料も支払う義務はありません。
もし支払うとするならば、いままでお世話になった気持ちを込めて
負担のない範囲でお包みする程度ではないでしょうか。

結局Iさんは、すぐに引っ越すことはあきらめました。
気の毒に思いますが、似たような話は他にも耳にした経験が多々あります。

私たち寺院は、なぜ墓を引っ越す人が増えているのか、
また、なぜ寺ばなれが進むのか、それを真剣に考えない寺院の運営はますます厳しいものになるでしょう。

いつもお花がいっぱい永代供養付きの小さなお墓 ゆずり葉の碑
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