住職の日記

暮石の消費税も増税になります

令和元年10月1日より、
消費税が10%に増税される予定ですが、
暮石も例外ではありません。

暮石価格が増税になるタイミングとしては、
9月末日までに暮石が建立された場合は8%、
10月1日以降に暮石が建立された場合は10%になります。

ネームプレート(銘板)の納期は約一ヶ月で、
その他の暮石は約二ヶ月ですので、
そのくらいの余裕を持って注文すれば間に合います。

しかし、だからと言って暮石の建立を急ぐのではなく、
やはり慎重に検討するべきでしょうけども、
一応お知らせです。

大谷本廟に分骨を

4月16日に京都の大谷本廟にお参りしました。
ある方のお骨を納骨する為です。

大谷本廟へ納骨することを分骨(ぶんこつ)とも言います。
分骨は真宗門徒のたしなみとして古くから行われてきた習慣で、
地元にある家の墓とは別に、
親鸞聖人のお墓である大谷本廟にもお骨の一部を納めるのです。

しかし真宗門徒が必ず分骨を希望するわけではありません。
近年は分骨される方が減りました。
理由として大谷本廟が遠方にあるということがあります。
分骨をしたいけど多忙や高齢などの理由でそれが叶わない場合に
私が代理でお骨を持っていくのです。

もちろん個々に行うこともできますよ。
分骨はまず本願寺に行くのがおすすめです。
せっかく京都まで行くのですから、
ご本山である本願寺の阿弥陀堂や御影堂にお参りするのです。
本願寺には広大な無料駐車場がありますからね。
車で行く場合は特におすすめです。

その後、本願寺の駐車場内から発着する循環バスを利用すると良いです。
このバスは本願寺と大谷本廟の間を循環してます。(無料)
しかし、土日や祝日のみの運行ですのでご注意を。
今回は平日だったので循環バスは運休。
自家用車で向かいました。本願寺から20分ほどです。

大谷本廟の駐車場に停めます。
ここには30台ほどしか停めれませんので、
日曜祝日などはほぼ無理でしょう。
総門をくぐり、明著堂(みょうちょどう)に参拝します。
明著堂は親鸞聖人や歴代のご門主さま方の墓前にあるお堂です。
柱のない空間を保持する木造建築としては、日本最大の建築として有名です。

その後、受付で納骨の手続きを済ませて指定の場所に向かいます。
大谷本廟は誰でも納骨ができるわけではありません。
真宗門徒であるという証明、
要するに所属の寺から発行される用紙を提出する必要があります。

納骨場所は無量寿堂というモダンな建造物で、
内部はロッカーのように、納骨区画が並んでいます。
薄暗く、シーンとしていて、広々とした場所です。
いつもどこからか他の方の納骨読経が聞こえていますね。
3階よ列55番が善称寺の納骨場所です。
今回もこちらに納骨をし、読経させていただきました。

帰りがけ、明著堂ではちょうど夕方のお勤めの最中でした。
お勤めは正信念仏偈でしたが、私はそのスピードに驚愕しました。
とても速い!初めて聞くお経のように聞こえました。
ウ〜ム、こういう読み方もあるのかと、勉強になった次第であります。
本願寺や大谷本廟にお参りすると、
必ずなにか新しい発見があるものです。
この日は16日で、親鸞聖人のご命日でもありました。
今回分骨をした方々には良いご縁を頂いたものです。

いつもお花がいっぱい

お墓のお花は年間を通じてお寺で管理しています。
最近ではお墓まいりの方がお供えしてくださることも増え、
いつもきれいなお花をお供えすることができています。

IMG_2105

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そろそろ暖かくなってきましたから、
お花の持ちが短くなりますね。
でもお花は絶やしませんよ。

最近の悩みはナメクジです。
夜にやってきて花を食べるんですね。

 

IMG_2107

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはお墓の脇に植えられたスミレです。
タチツボスミレという種類なのだとか。

病院の霊安室にて

病院で亡くなった時に葬儀社が赴く霊安室。
ここからご遺体が自宅や式場に搬送されます。

先日、ある病院の霊安室に葬儀社さんと行きました。
僧侶が病院に行くのは珍しいと思います。

ご遺族と共に病院を後にし、
お寺の安置室に搬送しました。
葬儀社さんはこのような搬送を24時間しており、
一晩のうちに何回も搬送する場合があるそう。
付き添ったお葬式のアデューさんは、
一人で搬送をしているので大変です。

よく「亡くなった時はどこに連絡すればいいの?」と聞かれますが、
ご臨終の段階からご遺族とご一緒できたことが良い経験になりました。

IMG_2080

 

 

 

 

 

 

 

 

最近咲き始めたタモの花。

人の死を前に僧侶は何ができるのか

シンポジウム

本願寺に隣接する聞法会館で行われたシンポジウム
「人の死を前に僧侶はなにができるのか」に行ってきました。
僧侶以外の人も含め80人程度の参加がありました。

講師としてエンバーマー、グリーフカウンセラーとして
活躍する橋爪謙一郎氏(株ジーエスアイ代表取締役)をお迎えし、
宗教者ではない立場から見た葬送の現場を伝えていただきました。

まず第一に、グリーフ(深い悲しみ)状態とはどういうことなのか。
分かりやすくご説明いただきました。
その上で、どう接するべきか、また我々僧侶がどう接してきたのか、
例を挙げて紹介がありました。
結果、多くのご遺族が「大切にされていない」という感覚を持っているということ。
また世界的に無宗教化が進む中で、
宗教は大事だが、組織としての教団や寺との関わりは嫌だ、
という人が増えていることなどが指摘されました。

しかし橋爪氏はグリーフケアという視点から見て、
儀式の重要性はかなりあると考えておられ、
特に、枕経、納棺、通夜、葬儀、火葬、還骨、初七日、二七日〜満中陰など、
儀式を細切れにして、段階的に悲しみを乗り越えていく良さがあったと言います。
現在ではその一部だけを(たとえば火葬式など)行うことが増え、
儀式の必要性がご遺族に感じられなくなっている時代にあると。

私の感覚としては、葬式をやりたくない人ばかりではなく、
経済的な事情でできない場合も多いです。
「お金がないと葬式ができない」状況下で、
従来の形式にとらわれず、しかもこれまでどおり僧侶がその場を担っていくというのは
どういう形なのか。考えさせられました。

葬儀社やエンバーマー、介護施設の職員さんたちとチームワークで取り組んでいくのも一つかもしれませんね。
自分には何ができないかを知り、他の職種を信頼するということ。

西方

お彼岸には合同の彼岸会(ひがんえ)をお勤めしています。
ご縁のみなさんには、約一月前に日時をお知らせしておりますので、
毎年たくさんの方がお参りされます。

合同ではなく、ご自宅でお勤めを希望される方もあり、
今週に入ってから何軒かのお宅へお参りをさせていただきました。

西方極楽浄土。
春と秋、年に二回太陽は真西に沈みます。
太陽の沈むかなた、十万奥の仏国土を過ぎて阿弥陀如来の浄土はまします。

雑談とともに、このようなお話を少しさせていただきながらの、
彼岸の中日でした。

 

 

 

IMG_2057

 

これは何と言う花ですか?
善称寺の駐車場のフェンスに満開なので、
よく質問されます。

 

人さまに迷惑ばっかりかけて

お墓の相談にいらしたYさんは、
高齢のため、えっちらおっちら歩きます。
お年を考えるといたって普通のことです。

なのに、タクシーの運転手さんや私に、
「すんませんなぁ、人さまに迷惑ばっかりかけて」とおっしゃいます。

タクシーの運転手さんも私も、
少しYさんの乗車のお手伝いをしただけなのに。

なんとしても人に迷惑をかけてはならないという空気が、
この社会に漂っているのであれば高齢者は生きづらいです。
お墓の相談に乗る中でいつも考えさせられることです。

私が先か他の誰かが先か

めっきりと冷え込んできました。
境内を掃除していても手がかじかんでしまいます。

寒さの影響が大きいと思われますが、
ここ数日間、葬儀の依頼が続きました。
葬儀社さんも長年の経験から、
急に寒くなると亡くなる人が増えると言います。

先日の喪主さんは、
お医者からはお父さんの命について
覚悟しておいてくださいと言われていたけど、
先に亡くなったのはそれまで元気であったお母さんであったそうです。
命の後先は本当に分からないもので、
とても他人事とは思えません。

 

お葬式は頼めるの?

お墓の相談に乗る中で、
もしもの時はお葬式も依頼できるのか?
というご質問は非常に多くあります。

もちろん寺院ですので、
依頼していただければ幸いです。
長年積み立てをしている葬儀社があればそこへ伺いますし、
お寺で葬儀を行うことも多々あります。

善称寺で多いのは、小規模の葬儀です。
近年「家族葬」という言葉が一般化していますが、
お寺でお見送りする場合、
ご家族1〜10人程度のケースが増えています。

通夜や葬儀を行わず、
火葬場にてお見送りをする場合も同様に増えています。

善称寺が大切にしていることは葬儀の規模ではなく、
ご家族が先立つ命をおもうと同時に、
私の命を深く考える機縁をいただくことです。

お墓のお申し込みをされるご家族の中には、
「通夜と葬儀は葬儀社紹介の僧侶にお願いしたけど、
満中陰法要からは善称寺で頼みたい」
というケースもあります。
それでも全然かまいませんが、
途中で僧侶が変わるのであれば、
最初からご相談いただければ良いなぁと
思っております。

安置室

こちらはご遺体をお預かりする安置室の入口です。

安置室から直接出棺されることも多々あります。
安置室はいつでも清潔に保たれておりますので、
安心してご利用ください。

子や孫に負担をかけたくない

昨日、お墓にお申込みをされたご夫婦は、
永代供養墓をお探しでした。

私たちの宗派、浄土真宗本願寺派には
実は「永代供養」という考え方はありません。
ご夫婦には善称寺お墓の仕組みをご説明し、
それなら、ということで納得していただきました。

今後は、善称寺のホームページにある
「永代供養」「永代使用料」などの表記は、
宗派の考え方に反しないように変更していく予定です。

とにかくご夫婦がおっしゃるには、
「子や孫に負担をかけたくない」ということでした。
反対にいうと、今までの寺や墓が負担であったということでしょう。
私たち寺院側も、そのあたりのことをもっと考える必要がありますね。

IMG_1627

 

 

ページの先頭へ

ホームへ戻る