住職の日記

善称寺合同年忌法要 和歌山市永代供養墓

平成28年の10月、11月、12月中に
年忌にあたっている方の年忌法要でした。

今回は、一周忌の方が2名
三回忌の方が3名
七回忌の方が1名
十三回忌の方が1名
二十三回忌の方が1名
三十三回忌の方が1名で
合計9名の方が年忌にあたっていましたので、
事前に郵送でお知らせしたところ、
5名の故人のご遺族がご参加くださいました。

このように、永代供養墓に納骨された方の年忌法要は合同で勤められ、
ご遺族には事前に日時をお知らせしておりますが、
参加するかどうかはご遺族の判断にゆだねられています。

この制度は平成26年にはじまりましたが、
当初は参加してくださる方は少ないだろうと考えていました。
永代供養墓の意義の一つは、
お墓を持つことによるご法事などの負担を
無くすということもあるからです。

しかし実際には、合同の年忌法要に足を運んでくださる
ご遺族が思いのほかいらっしゃったのです。
いくら御布施が不要とはいえ、
自由参加なのですから来なくてもいいわけです。
ご遺族が来られなくても、
ちゃんと故人のお名前を拝読してお勤めさせていただいているのですからね。
この事は私にとって嬉しい誤算です。

新聞やテレビなどでは、お墓やお骨に関する残念なニュースがあふれています。
お骨を郵送して永代供養にしたり、手に余って電車の網棚にお骨を放置して去ったり、
無縁墓が増えていたり。
メディアが取り上げると私たちは「今はそういう時代なのか」と錯覚しますが、
私の実感とは少し違います。
お墓参りのご遺族とお話ししたり、申込者さんにアンケートをとったりする中では、
「ちゃんと供養したい」「故人を大切にしたい」という思いは
多くの現代人が持っていると日々感じています。
ただ、従来のお墓やお寺の仕組みの中で、
現代人の悩みに対応できていないだけだと思うのです。

今回の合同年忌法要では読経の前に、
「三界は安きことなし、なお火宅のごとし」
という法華経に示された言葉をご紹介しました。
ちゃんと分かりやすく話せたのか不安でしたが、
帰り際に「他の話も聞いてみたいです」という若者の言葉に勇気づけれました。
釈尊の言葉をご紹介する試みは、これからも続けていきたいですね。
それこそ今回は9名の故人に頂いた大切なご縁なのです。

いつもお花がいっぱい永代供養付きの小さなお墓 ゆずり葉の碑
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