住職の日記

お盆シーズン到来

8月に入り、
善称寺もそろそろお盆のシーズンに入ります。
住職がお参りで留守になることが多くなります。
相談やご用の方は
事前にお電話にて確認していただければ助かります。

お墓参りの方は、熱中症にくれぐれも気をつけてくださいね。
昨日、元気にお墓まいりをされていたおばあちゃんは、
首から下げたドリンクをゴクゴク飲んでおられました。

 

お盆の提灯

近くのホームセンターに買い物に行った際、
「お盆コーナー」を見かけました。

ぼんぼり

浄土真宗では、このようなお迎えの提灯は用いませんが、
お盆参りに伺ったお宅でちょくちょく見かけるものです。
そんな時には、日頃からしっかりとお盆の意味をお伝えしていない
住職の至らなさを反省いたします。

それでも、すでに購入されてあるものを
処分するよう言うわけにもいかず、
この提灯をきっかけに
お盆のお話をさせていただく
ご縁にさせていただいております。

浄土真宗のお宅で、
これからお盆の準備をされるという方は、
購入しないようにお願いしたいものです。

遷仏式(他宗でいうお魂抜き)

本日は午前中に和歌山市営墓地にて、
遷仏(せんぶつ)式があります。
遷仏式は他宗派ではお魂抜きやお性根抜きなどと呼ばれます。

墓前にて読経後、石材店の方がお骨を取り出して布袋に入れ、
手渡してくれます。
その後は善称寺に移動して永代供養墓「ゆずり葉の碑」に納骨いたします。
お骨の場所は変わっても、
今までどおりお墓であることは変わりません。
墓前に刻まれた「南無阿弥陀仏」に手を合わせ、
お念仏いたします。

ところでこの猛暑。
墓地の気温もそうとうなものです。
お参りの方に涼んでいただけるよう、
待合所の冷房を効かせております。
どうぞ休んで行ってくださいませ。

 

坊主バーで思ったこと

先日、「坊主バー」というイベントがありました。
このイベントは、日頃あまり縁のないお坊さんという人種と、
お酒でも飲みながら、ざっくばらんにぶっちゃけトークをしませんか、
という趣旨で開催されており、今回で2回目になるそうです。

今回は「お盆にまつわるアレコレ」をテーマに、
お酒でも飲みながらぶっちゃけトークがなされました。
参加した坊主は私を含めて11人。
一般の参加者は30人程度だったかと思います。

様々な宗派の坊主が集まったわけですが、
浄土真宗とその他の宗派との考え方の違いがよく分かり、
私としても大変勉強になりました。
ぶっちゃけて言いますと、
浄土真宗だけが他宗と違う(まったく逆の)考え方をしているのですね。
そのことが「お盆」の迎え方にもよく表れていたのです。

2018-06-23 16.42.00

他宗ではお盆というと、
「ご先祖や亡き人の霊が帰ってくる期間」
と考えられています。
日本ではこの考え方が主流であり、
いまこのお便りを読んでいるあなたもそう思っているのでは?

しかし浄土真宗では、
人は死ぬと霊になるのではなく、仏になると説かれます。
私たちのお教本の「教義」という項目には以下のような事が記されています。

お念仏を称える日々をおくり、この世の命が尽きたとき、
浄土へ生まれて仏となり、再び迷いの世に帰って人々を教え導く。

私たちは、この世の命が尽きたとき、
お浄土に仏としての新しい命を恵まれます。
このことを「悟り」といい、すべての苦悩から解放されると言われます。
しかしお浄土でのんびりとしているわけではなく、
すぐさま私たちの現世に帰って来るのです。
安らかに眠っているわけではありません。
なぜでしょうか?
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私たちは老化、病気、死を避けることはできません。
愛する人とは必ず別れる時が来ますし、
顔も見たくないくらい嫌いな人とは必ず出会います。
仏教ではこの世のハッピーはすべて一時的なものであると説かれるのです。
うやむやにせず、真剣に私の人生を思ってみたとき、まさに苦悩の連続であると。
自分には苦悩がないと思っている人は、
世の中で起きている様々な出来事が
自分には関係がないと思っているのです。

一足さきにすべての苦悩から解放されて幸せになった故人は、
いまだ現世で悩み苦しむ私たちを見ていて心配でなりません。
それでいてもたってもいられず帰ってくるのです。

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この世に帰って私たちを教えに導いてくださる亡き方々。
教えとは、浄土真宗では「阿弥陀仏にまかせよ」と説かれます。
苦悩の私は迷っている、あぶなっかしい、一番心配されるべき、という生き方です。
「大丈夫」と思っていた私が
「条件がそろえばいつでも罪を犯す私である」と気づかされる生き方です。
世の中のすべてのことが他人事ではなくなる生き方です。

そのような私を見て「必ず救う」とおっしゃるのが阿弥陀さまです。
阿弥陀さまは生き方をおっしゃいません。
信じますか?などの条件もつけません。
迷っている、あぶなっかしい私に「そのまま来いよ、必ず救う」とおっしゃいます。(本願)

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しかし私たちは、そんな阿弥陀さまの「必ず救う」という呼び声を聞いたことがあるでしょうか?

お墓の前で「なむあみだぶつ」と声に出してみてください。
略して「なまんだーぶ」でも「なんまんだぶ」でもかまいません。
漢字で書くと「南無阿弥陀仏」です。
南無は、「おまかせしました」の意味。
その下に「阿弥陀仏」という仏様のお名前をつけて南無阿弥陀仏。
これはお念仏です。
私の口から出たお念仏は「阿弥陀さまにおまかせします」となります。
するとどうでしょう。私の耳に「なむあみだぶつ」と聞こえてくるではありませんか。
これが阿弥陀さまの呼び声「必ず救う」です。

阿弥陀さまはいつでもどこでも私の口からお出ましになります。
普段は不平不満や愚痴、悪口ばかり言ってる私の口から、仏さまが出てくださる。
しかも私の心のまんまに。
悲しいときは「悲しいね」
つらいときは「つらいね」
「そのまま来いよ、かならず救う」

H30.5.11

先だった方々のはたらきかけには感謝しかありません。
「大変な人生、阿弥陀さまに出会ってね」
そう願い、いつでも見守ってくださっているのです。
手を合わせる私の胸にいつでも帰ってきてくださる方です。
「お盆が過ぎれば来年まで会えない」では寂しすぎるではありませんか。

そして迷いに迷う、あぶなっかしい私が
仏となられた方を供養できるはずもありません。
反対に供養されなければならない私です。
お盆という機縁に、この私が阿弥陀さまに会わせていただきましょう。

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冒頭で紹介した坊主バーの会場では、
精霊棚はなぜ設けるの?
お供え物に乾物はいけないの?
など、主に他宗派の習わしに対する質問が多くありました。

「人間にはご先祖の供養はできない」
などと言ってもなかなか理解してもらえないのが浄土真宗の難しいところです。
私たち浄土真宗の僧侶は、他宗をよく理解し受け入れ、
その上で優しく浄土真宗の教えを伝えていく必要があるのでしょう。

6.17

先立つ我が子は仏さま

お墓のことで相談にこられたご夫婦。
自分たちのお墓のことはもちろんだれど、
約30数年前に死産した我が子のことがとても気になっているとのことでした。
奥様は数年間は水子供養にと、水間観音に通っていた時期もあったそうです。
今回、暮石に我が子の名前を刻むかどうか、迷っているのです。

実は浄土真宗では「水子」という表現は使いません。
母体に命が宿った時点で尊い命。
たとえ体内で死すとも命の尊厳はなんら変わることはありません。
ですから浄土真宗では、「水子」と特別にせず、
多くの方と同じように一周忌、三回忌などのお勤めを行っているのです。
その中で、先立った我が子こそ、
阿弥陀様のお救いを伝えにきた仏様であったと偲んでゆくのです。

仏教では、我が子が先立つことは、
最大の苦しみの一つであると言われます。
そのような経験をされた方を前に言葉もありません。
せめて、心をこめておつきあいを重ねさせていただければと思います。

H305.18ホタルブクロ

永代墓「ゆずり葉の碑」の足元にさいているのはホタルブクロ。
今が花盛りです。

墓前にもカーネーションを

本日は母の日ですね。
昨日、お花屋さんの前を通りかかったら、長い行列ができていました。

ゆずり葉の碑にカーネーションをお供えしている方がありました。
お寺でお供えしている花は菊が中心ですので、やはり華やぎますねぇ。

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永代墓「ゆずり葉の碑」は、
「お墓参りの時にお花を持ってこなくても、いつもお花がいっぱいですね!」
と言っていただくことが多いのですが、
こうしてそれぞれのお気持ちでお花をお供えしていただくことも多々あるのですよ。
みんなで良い雰囲気を作ってゆければ嬉しいですね。

お墓の改葬(引っ越し)和歌山市の永代供養墓

改葬(かいそう)と言いまして、
別の場所にあったお墓を墓じまいして、
永代供養墓「ゆずり葉の碑」に納骨される方が多いです。

改葬は、役所での手続きが必要なことから、
結構大変そうなイメージですが、
実際にはそうでもありません。

本日も和歌山市営墓地より改葬がありました。
「やっと肩の荷がおりました。」
とおっしゃる施主さんの表情は、
今日の秋空のごとく晴れ晴れとしていました。

今後のお墓参りの際には、
ぜひ阿弥陀さまにもお会いになって欲しいですね。

H29.11.7

挿し木した菊がやっと花をつけたので
お供えしてみましたよ。
小さな黄色い菊がそれです。

ゴミはこんな感じ

永代供養墓「ゆずり葉の碑」の前で、
お墓参りに来ていた青年とお話ししました。

先立った父の事を思い出す出来事が今朝あったようで、
なんとなくお墓に足が向いたそうです。

青年とは、お墓の前で少しの間立ち話をしましたが、
私たちが普段お守りしているお墓の大切さを
彼から一つ教えられたように思います。

 

H29.10.27

さて、境内をお掃除すれば集まったゴミはこんな感じです。
ザクロの実がパックリと口を開けて、
鳥たちが集まってきています。

縁(納骨のみ)は合同納骨となります

永代供養墓「ゆずり葉の碑」のみんなのお墓「縁」は、
「ご供養付き」と「納骨のみ」から選んで頂くようになっております。
詳しくはこちら→http://zensho-ji.com/yuzuriha04

「納骨のみ」を選んで頂いた方の納骨は、
毎月30日(午後4時)に合同で行うことになりました。

1日〜30日の間に申し込まれた方の納骨を30日に行います。
葬儀の当日に納骨を希望される場合などは、
納骨日までお寺でお預かりいたします。
納骨日にご参列できない場合でも納骨は行われます。

当日は、
●本堂にて納骨法要
●お骨を綿の袋に納める
●永代供養墓に移動して納骨
という流れで、人数にもよりますが、
30分〜1時間程度です。

30日が火曜日(定休日)の場合は、
前後の日に変更になりますので、
その都度ご確認いただければと思います。

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毎回購入した菊をお供えしていますが、
挿し木をしてみたところ、みごとに根付きました。
小さなツボミがふくらみ始めたので、
お供えしてみましたよ。

 

平成29年秋の合同彼岸会(ひがんえ)

今年の秋の彼岸会は、
9月23日、24日の二日間でお勤めしました。
両日合わせて約60名の参拝者があり、
お経本が足りなくなってしまったので、
新たに20冊購入しました。嬉しいことですね。

今回は、お彼岸は仏教発祥のインドや中国にはない
日本独特の行事ということや、
本願寺新報のレポートより、
お墓参りはどんな気持ちでするもの?
というお話しをさせていただきました。
故人をご縁にして、阿弥陀さまに手を合わせる
良い機会にして頂けたのではないかと思っております。

次回は春彼岸ですね。
またのご参拝を楽しみにお待ちしております。

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お彼岸ということで、
永代供養墓「ゆずり葉の碑」には色とりどりのお花がお供えされています。

「いつも誰かが参ってくれてるから寂しくないわ〜」
とは、あるご遺族の談話です。
そうですね。いつもにぎやかなお墓ですよ〜。(笑)

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